IACEラスベガス支店長 清水好

  島根県出身。

 高校卒業後、東京築地市場勤務。 その後旅行業界の世界に入り、ニューヨーク、LA 勤務をへて、現在はIACEラスベガス支店長。 好きな音楽はハードロック、自らバンド結成し活動する 意外な一面も。

 ただいま、恋人募集中です。(結構マジ(笑))

 

 

 
 ●●● トップページ > インタビュー > 清水好さん
 
100人の旅路

 

 ━第9回━

 アメリカに来て、特に思う事は、日本人としての誇りを大切にして 欲しいって事。日本人である事に誇りを持つことは、自分に誇りを持つことだと思うしね。



|経歴|

━この業界に入ったきっかけは?━

 頭の良い人って自分の好きなこと出来るでしょ。 あれも出来るしこれも出来るって感じ。 なにやったら良いか分かんない状態っていうのかな。 でも、逆に私のように頭の悪い人は自分の出来る事から選別するんですよ。 これとこれしか出来ないって感じで、やれる事が限られてくるんです。

 昔、5年程築地の魚市場で働いてた事があるんです。 仕事は面白かったけど、人と接して喋ることが好きだったので、 他にも何か出来る事があるんじゃないか、って思いがあった。

 それで、東京ではなくて場所も変えて違う事をやってみたくて大阪に行きました。で、旅行関係の仕事をやっみたらすごく面白くて、 これならやっていけるかなって思ったのがこの業界に入ったきっかけです。

 旅行業界って幅が広いんです。東大卒のエリートから私みたいに学歴の無い人間まで、受け入れるんです。 つまり、同じ土俵で勝負出来るんですよ、これって面白いですよね。 仕事は学歴社会ではないことを証明したかったんですよ。

 

|渡米|

━渡米の理由はなんだったんですか?━

 大阪の旅行業界で働いていた時、 今の会社の上司の方にニューヨークで一緒に働かないかと誘われ、 どうしようか迷っていたんです。 当時、たまたまパンナム航空(UAの前身) の偉いさんと仲が良くて、 よく飲みに連れて行ってもらり、食事をご馳走になったりと、とても可愛がってもらったんです。

 その人はパンナムの人だからニューヨークに頻繁に行ってる訳。 それで、その人に「ニューヨークで仕事の話しがあるんですが?」 と相談すると、「行ってから考えろ」との事でした。

 その当時、当然英語なんて全く出来ない。 で、彼に「英語出来ないけど、大丈夫?」って聞いたんですよ。 そうすると彼が一言、「ニューヨークで英語は必要ない」、と。

 「ニューヨークには英語なんて出来ない奴は五万といるけど、 ちゃんと生活していってる。逆に英語が出来ても、 精神力のない奴は続かないだろう。 その辺で のたれ死んでる奴もいる。そういった環境なんで英語なんて必要ない。 おまえならやっていける」って言われて今に至るんです。 あの一言が無かったらアメリカには来てなかったしまったく違った人生になってたと思うよ。

 まぁ、その一言をきっかけにニューヨークに行った訳だけど、 英語はすごく必要だった。(爆) 今でも苦労してますわ。

━ニューヨーク━

 ニューヨークに着いたその2日後、仕事帰りに上司と二人で あの落書きだらけの 夜の地下鉄に乗ったの。その当時ってニューヨークが一番荒れてた時。 血まみれの人が地下鉄に乗ってきて、二人とも英語が出来ないしどうしていいか分からない。 逆に、ニューヨークに居るんだって実感が湧いて、 こんな街でやっていけるかなーって感じだった。

  そういえば、一年前にニューヨークのカラオケバー に行った時に気が付いた事があるんです。 大体夜の11時頃にお店に入ってみんなね、狂ったように朝の5時 くらいまで歌うんです。 でも私はぜんぜん歌わなかった。それを見て、ニューヨークの人達ってみんなストレスが溜まってるだって感じた。 みんなには、清水さんなんで歌わないの、昔は歌ってたじゃないって言われた。 その時ふと感じたの、昔はストレスが溜まってたんだ、と。

 例えば、ラスベガスのカラオケバーでも歌うけど、 自分の好きな歌をのんびり歌って楽しむだけ。 でも、ニューヨークは歌を楽しむっていうより、今考えれば ストレス発散の意味合いが強かったと思う。

━ラスベガス━

 ニューヨークで13年間暮らした後、転勤でLAに移り、1年後にまたまた転勤でラスベガスです。

 私ラスベガス大好きなんです。 若いときはニューヨークは刺激があって楽しいと思う。 でも、率直に私が年をとったんでしょうね。 ラスベガスの方が合ってますね。 ラスベガスって生活に余裕があるんだよね、家賃も安いし。

  ニューヨークはリラックスするにもいろんな意味で 難しかった。でもここではプールに入ったら すっごくリラックス出来るんです。 そういう意味でもラスベガス大好きです。 転勤がないならここにずっと住みたいよ。

 同時テロの後、みんな帰ったじゃないですか。 でも、逆に私はテロをきっかけに、 こっちに骨を埋める決心が着きました。 グリーンカードもある事だしね。

 

|私だけのラスベガス|

━お気に入りの場所とかありますか?━

 バレーオブファイヤーが好きですね。 あそこは、近いし一人でいってものんびり出来るし。 意外とロマンチストでしょ。(笑)

━じゃお仕事お休みの日とかはよく行かれるんですか?━

 ぜんぜん行かない(爆)

━休日の過ごし方は?━

 プールに入ってビデオを見てのんびり過ごします。 休みが2日あればたまにバレーオブファイアーとか行きます。

━これを読んでいる読者に行って欲しい所は?━

 グランドキャニオンに行く手前に ウイリアムスっていう町があるんだけど、そこにちっちゃな エアーミュージアムがあるんです。 そこに日本の特攻隊に使われた「桜花」*が置いてあるんでよ。 それが、地べたにぽつんと放置されているんです。 それが凄くかわいそうでね。なんとかしたいんです。 もしグランドキャニオンに行く機会があれば、是非寄ってみて下さい。

 

|留学生へのメッセージ|

 「私はアメリカ人だからどうだ、とか中国人だからこうだ」っていう風に変な意味で意識する必要は無いと思う。 でも、日本から来た日本人という自覚をもって 生きていって欲しいです。 アメリカに来て、特に思う事は、日本人としての誇りを大切にして 欲しいって事。日本人である事に誇りを持つことは、自分に 誇りを持つことだと思うしね。

 

|今後、夢について|

 桜花の台を作る事かな。(笑)

 うーん、夢とかとっても難しいね。 なんか、かっこいい言葉がでてこない。 飯が食えたらいいかな。自分が仕事をしている上でみんなに 貢献できてたら、それがベストかな。 まともにこの仕事をしてたらみんなに喜んでもらえると思う。 それで良いんじゃないかな。

*) 桜花--- 自爆する特攻兵一人が搭乗出来るだけの操縦席と頭部に爆薬が装填された戦闘機。母機の胴体に取り付けられ、敵の艦船目がけて切り離される「人間爆弾」。

 

 

取材後

 「気さく」という言葉がぴったりの清水さん。長年サービス業に携わるだけあり、人当たりがとても良く、我々の質問にも終始笑顔で答えてくれました。

 これからも、貧乏学生の為に、格安チケットの販売宜しくお願いします。(笑)

 

 

リストに戻る>>>

 ●●● トップページ > インタビュー > 清水好さん

(c) 2001-2002 All rights are reserved by LaLaLa LasVegas