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トレジャー・アイランド
1993年、大砲の轟音と供にスタートしたこのホテルは万事が派手なラスベガスのテーマホテルの中でも、その明確なテーマで抜きん出ている。
そこは子供の頃、誰もが夢見た、R. L. スティーブンソンの「宝島」ならぬ「海賊と冒険」の世界。ホテルには骸骨印の海賊マークが溢れ、日が暮れればおよそ1時間半ごとに行われるイギリス海軍と海賊の戦いを描いた無料ショー「バッカニア湾の戦い」で大砲がぶっ放される。ラスベガス広しといえども、ここまでその明確なテーマにこだわったホテルは無いであろう。
客室
トレジャーアイランドを眺めてみると、そんなに大きなホテルには感じないが、実は以外にも2891室を持つ大型ホテルである。
客室価格はラスベガスの相場と、そのホテルの知名度から考えるといたって良心的。一般客室は決して豪華とはいえないが、近年、6000万ドルを投じられた大規模改修が行われ、清潔かつ、過ごしやすい客室を提供している。
特筆すべきはそのスイートルームのバラエティの豊富さ。一般客室よりも少し大きなPetite Suites(プチスイート)から始まり、一番ゴージャスなPremier
Suites(プレミア・スイート)まで5段階のスイートルームが用意されている。
レストラン
トレジャーアイランドは4つの高級レストランを持ち、それぞれのレストランが「カジュアル・ドレスコード」を設けている。
これは短パン、サンダル、T-シャツなどでの入店を規制するという「服装規定」で、ムードある大人の場を確保しようとするレストラン側の意図の元に行われている。また、5歳以下の小児の入店も断わられる場合がある。家族連れや、気軽な食事を楽しみたい旅行客の皆さんはホテル内のカフェやバッフェを利用されると良いだろう。
しかし、殊にトレジャーアイランドは「食」に関してはあまり評判が良いとは言えない。その大きな原因はホテル客の大部分の食をまかなうバッフェにある。
このホテルのバッフェ「The Treasure Island Buffet」は夕食$11と比較的安価だが、スペースも狭く、メニューの選択肢が少ない。また、日本人観光客には嬉しい中華などのメニューもほとんど無い。取り立てて褒める所の無い、いたって普通のバッフェである。
その結果、「トレジャーアイランドの『食』は大した事が無い」という総合評価を受けがち。しかし、実際は他のレストランはイタリアン、シーフード、ステーキ、軽食など様々取り揃えられている。ただし、どれもラスベガスで星のつくような有名レストランというわけではないのも事実。
その点では、トレジャーアイランドの斜め向いのベネチアンホテル(イタリア料理で定評がある)で夕食を取るのも手であろう。
その他
前述のイギリス海軍と海賊との戦いを描いた無料ショー「バッカニア湾の戦い」は日没後、1時間半ごとに行われる。質、演出と供にラスベガスの無料ショーの中でも指折のショーであり、ラスベガスを訪れた際にはぜひ見ておきたいアトラクションの一つ。
また、この海賊ショーと同様に人気なのが、ホテル内劇場で夜7:30、10:30と2回の公演が行われるアクロバットショー「ミスティア」(月、火曜定休、こちらは有料)。日本でも「サルティンバンコ」というアクロバットショーを公演していることで評価も高い、サーカス団「CIRQUE
DU SOLEIL」の演ずる幻想的なショーである。
このショーはアクロバットの質の高さもさることながら、その前衛的な演出手法は舞台芸術としても評価が高い。
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